私たちセーフティネットリンケージ(SNL)は、WHOが定義する緩和ケア(※1)の視点で、認知症の人とそのご家族の社会生活改善を目的として活動する団体です。認知症に対する誤解や無理解は、認知症の人だけでなく、認知症の人を介護するご家族も社会的孤立に追い込みます。今後さらなる患者数の増加が予想される「認知症」は重大な社会問題であり、国民全体における早急な理解浸透と認知症の人とそのご家族の身体心理的負担緩和に寄与する社会システムやコミュニティ形成は急務と考えます。私たちは以下の事業を通じて、企業や国内関係機関をはじめ国民ひとりひとりの連携を加速、強化し認知症の人とそのご家族が安心して暮らせるみまもり社会を構築します。
※1 緩和ケア:人生を脅かす疾患による問題に直面している患者およびその家族のQOL (※2) を改善するアプローチ
※2 QOL (Quality of life):生活・人生の質
認知症の予防や治療、徘徊対策、認知症の人とのコミュニケーションのあり方等に関する国内外の先行事例を調査・研究し、国内関係機関や国民全体へ発信し、認知症に対する理解浸透を促します。